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【お金の管理】事業用の口座に紐づける

ATM

開業する時期にはどうしても支出が多くなります。

そして、開業するとお金の管理や会計への記録が始まります。

関係者への挨拶や、挨拶状の記入などのバックオフィスの仕事など総務が行ってくれていた業務も全て自分一人で回さなくてはいけなくなります。

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開業する前にインフラ整備

事業を始めたら、「事業用の口座」と「プライベート用の口座」をまず分けましょうという記事を書かせていただきました。

関連記事:事業を始めてからのお金の管理。

「事業用の口座」に今後事業で使うであろうもの(クレジットカードや携帯電話など)を紐づけて行きます。

  • 「事業用の口座」にするために口座の中身を整理する、若しくは新しく作る
  • 事業用で使うクレジットカードや携帯電話、インターネットなどの引き落としを事業用の口座にまとめる など

事業用で使うものがはっきりしているのであれば、開業前から引き落とし口座の変更などを行ってしまいましょう。

その他に、備品の購入で利用したりするAmazonやASKULなどの引き落とし口座も事業用の口座に紐づけましょう。

私も事業用で使う口座を決め、事業用に使うクレジットカードを1枚口座と紐づけました。

そしてそのクレジットカードに携帯電話料金の引き落としを紐づけました。

現金で支払っていたものを、電子マネーやクレジットカードに置き換える

現金で払っていたものを、徐々に電子マネーやクレジットカードに置き換えて行きましょう。

  • 交通系ICカードで支払う
  • オートチャージ型のICカードで支払う
  • おサイフケータイで支払う
  • プリペイド型クレジットカードで支払う
  • クレジットカードで支払う など

電子マネーやクレジットカードは、本来の「カード型」だけでなく、スマホや時計(アップルウォッチなど)にも搭載されています。

財布に現金を入れていなくても大体の買い物は出来てしまいます。

私は、交通系ICカードをスマホに入れてオートチャージで使おうと考えています。

なぜ、現金から電子マネーやクレジットカードに置き換える必要があるのかということですが、現金と違い「履歴」が残りやすく、かつ、その「履歴」を利用しやすいといった理由があるからです。

  • クレジットカードはWEB上でデータを確認し、CSVでデータを吐き出すことが出来る
  • SuicaもICカードリーダーを使えば履歴を確認することができ、CSVデータとして吐き出すことが出来る(カード内に保存できる履歴には限度があります)

現金の場合には、領収書がなくては使った「金額」も「場所」も「日付」もわからない、といった事態が起こり得ます。

また、そのことを思い出すまでにも時間がかかります。

データが残る電子マネーやクレジットカードを使うということで、何もかもわからないといった事態を防ぐことが出来ます。

※データが残るからといって、領収書やレシートを捨ててしまうことはやめましょう。

クラウド会計との連動がラクになる

事業用の口座を分ける、現金ではなく電子マネーやクレジットカードに置き換えていくと、クラウド会計が本領を発揮します。

クラウド会計が対応している銀行、電子マネー、クレジットカード、Amazon、ASKULなどに使うものが集中していれば、ほぼ自動でデータを取り込んでくれます。

現金を使うとどうしてもその部分は手で入力するか、別途Excelシートを使い取り込む必要が出てきます。

まとめ

口座の開設、引き落とし口座の変更届など、届け出てから変更までに1~2週間かかったりします。

事業用で使うASKULやAmazonなども引き落とし口座や紐づけるクレジットカードを早めに事業用に変更しておきましょう。

お金の通り道を整理することで、お金の流れが分かるようになります。

また、インフラを整備することで後々の会計処理までラクになるのでやっておいて損はないと思います。

事業開始前にやれることはやっておきましょう!

《編集後記》

HP用のwordpressテーマを購入しました。

有料のテーマは、設定しやすいですね。

初めから買っておけば。。。

昨日の夜はひたすらHPの設定の変更作業。

ABOUT ME
よっしー
30代税理士ブロガー。会計事務所業界15年。ブログでは、自分自身が楽しんだこと、役に立ったことなどを中心に書いています。記事が少しでも誰かのお役に立てればと思っています!