事業を始めてからのお金の管理。

日税ビジネスサービス

個人事業主となると、事業用のお金の出入りを記録する必要があります。

事業とプライベート、入金・出金などでお金を分けて管理したほうが良い場合があります。

事業とプライベートの口座を分けよう

事業を始めたら、事業で使ったお金の出入りを記録し、帳簿を付け、申告する必要があります。

個人としてのお金の管理は、プライベート、事業の両方からアプローチする必要がありますが、単純に「事業」としての管理にスポットを当ててまとめました。

事業の資金繰りの管理がラク

事業専用として口座を運用したの場合、売上・経費のみが通帳に記帳され、事業でのお金の積み上げを把握することが出来ます。

資金繰りを管理するのに、資金繰り表を作成し管理することもありますが、そこまで大げさなものを作らなくても、事業のものだけを集約すれば、通帳のみでも資金繰りを管理することが出来るようになります。

プライベートと区別する(公私混同をしない)

個人事業主は、プライベートで使っていた通帳をそのまま事業用と兼用することもできます。

事業用の兼用した場合、プライベートでの買い物などの出金なども帳簿に残ってしまいます。

(実際には、プライベートの買い物などは、必要経費に関係させないため「事業主勘定」で処理を行います)

プライベートと事業が兼用の場合、プライベートで買ったものも経費にしやすくなってしまいます。(自分だけかもしれませんが)

口座を分けておくことで、どちらの口座のお金で買うべきか(事業に必要なものか)の意思をはっきりと持つことが出来ます。

会計ソフトとの連携がラク

事業用とプライベート用の口座を分けることで、会計ソフトへの連携がラクになります。

事業を行うと、日々入出金があり通帳の冊数がどんどん膨れて行きます。

小売業など、日々売上が上がる業種だと、月に何冊にもといったことが起こります。

そこにプライベートの入出金まで混ざると。。。

会計ソフトに連携させる仕訳はそれだけでも膨大になります。

現在はクラウド会計(MFクラウドやfreee)を使うことで、自動的に通帳データを取り込んでくれます。

それでも、連携後は仕訳を1つ1つ確認し、確定する必要があります。(クラウド会計の詳しい使い方はHPで)

事業用の口座とすることでプライベート分の記帳がなくなり、確認項目も少なくなります。

会計ソフトに手入力の場合も、直接仕訳する本数が減るので、メリットがあります。

売上も経費も通帳へ直接が基本

事業もプライベートでもそうですが、「現金」を極力使わないで通帳を通して入金・出金を行うようにしましょう。

通帳へ直接入金をしてもらうと、相手の名前が記録されます。

通帳から直接相手先へ振り込むと、振込先の名前が記録されます。

現金で引き出し、現金で支払うと、相手先名が出ず何に使ったか通帳だけでは把握できません。

通帳だけを見れば、全ての取引が分かる、というのが理想です。

事業用の口座を複数持つなら?

事業用の口座を複数持つなら、分け方は色々あります。

入金・出金で分けたり、事業所得・不動産所得で分けたりできます。

入金用・出金用で分ける

事業用の口座を複数持つのであれば、入金用・出金用の口座で分けるのもいいでしょう。

入金用・出金用と分けるメリットは、

  • 入金口座に「売上高」をそのまま入金することで売上帳(表)の代わりにすることができる。売掛金のチェック(消込)が行いやすい。
  • 出金口座に「経費」のみが記録されていれば、日、月単位での経費の合計が分かり、比較がしやすくなります。

会計ソフトまでデータを見に行かなくても、大体の売上・経費の推移を把握することが出来るようになります。

デメリットは、

  • 出金口座に都度お金を移動させなければならない
  • 残高不足の場合、引き落とされない

ということが挙げられます。

お金を移動させる場合に、手数料がかかったりする場合もあります。

事業所得と不動産所得など部門ごとに分ける

複数の事業をやっている場合、部門ごとに口座を分ける方法もあります。

特に不動産所得がある方は、すでに不動産管理の専用の口座を持っている方もいらっしゃるでしょう。

こちらも部門ごとに口座を分けることで、部門ごとの資金繰りなど管理することが出来るようになります。

実店舗があるメガバンク+ネットバンクなどで分ける

実店舗がある口座とネット銀行とを使い分けるといった方法もあります。

売上などの入金は、実店舗がある口座で、経費などの出金は、手数料が安かったり、インターネットからの操作性が良いネット銀行からで使い分けることもできます。

入金口座と出金口座が違う場合、お金を移動させるといった手間がありますがネットからの操作に優れたネット銀行を利用するのは、振込に行かなくてよいといった時間の節約にもなります。

口座を増やしすぎないこと

口座を複数持って管理することは、資金繰りの可視化や通帳のみでの売上の把握などに繋がりいい方向に回って行きます。

しかし、口座を作りすぎるとかえって管理が複雑になります。

資金移動する口座が増え手間がかかる、逆に資金繰りがわからなくなるといったことも起こります。

事業を複数やっていない個人事業主であれば、プライベート用、事業用の入金、出金の3つぐらいの口座で十分でしょう。

まとめ

事業を始めたら、まず「事業用」と「プライベート用」を区別しましょう。

取引数が増えてきたら、事業用の口座を「入金用」、「出金用」と分けて管理するとお金の流れが見やすくなります。

欲張って口座を増やしすぎるのはかえって混乱を招くもとです。

自分が管理できる範囲内の口座で運用しましょう。

《編集後記》

日税引落サービスの申込書に目を通しました。

開業後すぐに口座振替を利用するなら、申し込み期限がそろろそギリギリ。。。



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山川喜彰税理士事務所


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ABOUTこの記事をかいた人

港区に事務所を構える、板橋区在住の税理士です。お客様の成長を税務・会計・ITなどを通じてサポートいたします。ブログでは、自分自身が楽しんだこと、役に立ったことなどを中心に書いています。記事が少しでも誰かのお役に立てればと思っています!