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税理士事務所の規模などによる違い。色々な税理士事務所を経験してみての主観

enひかりお中元

こんにちは!よっしーです。

これまで、色々な税理士事務所を経験してきました。

本当に色々ありますね。

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税理士法人(2事務所の集まり)→10人程度

運営形態→税理士法人

税理士法人の設立は、税理士が2名以上必要です。

入社したとある税理士法人は、新宿区と板橋区の2拠点に事務所を構える税理士法人でした。

どちらの事務所にも社員税理士(会社でいうところの役員)を置く必要があり、実質個人開業の税理士が「法人」の形態をとるために共同で設立した法人でした。

2事務所足すとそれなりの規模でしたが、私が入社したほうの事務所は所長含め10人くらいの小さい事務所でした。

お互いの事務所との交流はほぼなく、所長同士が話す程度の関係だったと思います。

個人事業主の税理士事務所として経験させていただいた事務所でした。

今思うと、繁忙期もゆったりしていて古き良き時代の会計事務所で、会計事務所のイロハを学べた事務所でした。(最初に入った事務所だったので)

当時の従業員の勤続年数や平均年齢など

従業員の勤続年数・平均年齢は40台後半でたまたま欠員募集で入社した形でした。

女性が多く、男性は所長と私ともう一人しかおりませんでした。

10人程度の規模の事務所だと、所長のカラーがはっきりでますね。

組織立ってというよりは、所長と従業員だけですのでトップダウンで物事が決まる印象ですね。(実際そうでした。)

仕事へのスタンス

基本、一人で何でもやるというのがこの規模の仕事のスタンスです。

月次での訪問に加え、仕訳入力、申告書の作成、郵送などすべて自分で完結させるタイプです。

税理士事務所の仕事を一通り経験するといった意味では、非常に経験になりました。

IT活用度

お客様も所長(当時60代)と年齢が近いような方が多く、いまだにFAXや紙の資料でのやり取りと聞きます。

PCもデスクトップタイプで、画面はワイドモニターが1台。

所内にサーバーもありますが、あまり活用されておらず、個々のPCにデータが保存されている状態でした。

会計事務所(50人規模)

運営形態

経験したことがある事務所で一番大きかった組織は、50人規模の公認会計士の所長が経営する会計事務所でした。

50人規模でしたが、当時法人化はされておらず、個人の税理士事務所という形を取っていました。(のちに法人化したと聞きます。)

この規模になってくると部門分けされており、コンサル部門・税務部門と別れていました。

また総務部もあり、組織立って仕事をしていました。

また、部門でも内でも5、6名程度のチームに分かれており進捗管理など行っていましたね。

今まで所属した中で一番組織立って運営されていた事務所だと思います。

何より、公認会計士の人たちと一緒に仕事が出来たのは非常に勉強になりました。

当時勤めていた事務所よりもさらに規模が大きい監査法人出身者の仕事の仕方などは、とても参考になりました。

Excelなども、会計士の方が使いこなしているなという印象でした。

平均年齢も若いのもあって、ITリテラシーはそれなりにある人が多かったように思います。

当時の従業員の勤続年数や平均年齢など

平均年齢は比較的若く、30代中心だったと思います。

会計士の方が多かったので、資格者でも比較的年齢層が若めでした。

当時は、人員の回転が早く、勤続年数は割と短めだったように思います。

現在は、当時よりも勤続年数は伸びていると伺っています。

また、正社員の方だけでなくパート・アルバイトの方も数名いらっしゃいました。

仕事へのスタンス

比較的案件も規模が大きいものがありました。

売上規模数十億円から、個人事業主までピンキリでした。

入力や申告書の作成など、パート・アルバイトの方へお願いすることもできます。

請求書の発行なども、必要事項を総務の方へ伝えれば、郵送まで行ってもらえ、業務に集中することができました。

IT活用度

ノートPC支給、デュアルディスプレー、所内サーバーなど現在では標準的な環境でした。

所内サーバーの階層も体系的に出来ていてあまり迷うことなく使うことができました。

書類のPDF化を進めるなど、ペーパーレスに向けて動いていたように思います。

PC操作も大体の人がそれなりのトラブルに対象できると感じでした。

Excelも活用していて、テキパキ仕事をしていたように思います。

税理士法人(30人規模)

運営形態

10人規模、50人規模、そしてその中間規模の税理士法人(30人規模)での勤務の経験もあります。

〇〇課、□□課と2つの課に分かれておりますが、総務関係は独立しておらず、〇〇係として通常業務の傍らに総務をやる感じでした。

10人規模よりの事務所よりもクライアントの規模が大きく、また業務量も多く、50人規模の事務所よりも雑務が多い印象でした。

当時の従業員の勤続年数や平均年齢など

従業員の勤続年数は、10人程度事務所に次いで長いですね。

また平均年齢は、40代だったように思います。

仕事へのスタンス

50人規模の事務所と同じくらいの規模のクライアントが多かったですが、個人は少なめだったように思います。

上場企業の関連会社も多く、決算期が集中し1~6月くらいまでは繁忙期とどの税理士事務所よりも長かったですね。

大法人と中小零細の税務を両方使う必要があるため、頭の切り替えがなかなかしんどかったです。

アルバイトさんもいらっしゃいますが、基本は1から10まですべて自分でやるスタンスです。(人手不足もあったかもしれませんが。)

独立を考えて、なんでも一通り経験したいと考えているなら、こういった規模の事務所が一番経験になるかもしれません。

IT活用度

IT活用度は、人数規模、平均年齢に比例している感じがしました。

つまり、私が経験した事務所でのIT活用度では、50人規模>30人規模>10人規模といった

感じでした。

紙での資料保管、FAXでのやり取りなど、割とアナログで作業をしていました。

上長へ上げる書類などもハンコ文化で、徐々に電子印鑑を導入しようかといった意見が所内で出ているようでした。

まとめ

こうやって様々な規模の事務所を経験させていただき、自分自身で規模・年齢などでまとめてみましたが、ネットでよく見かける規模や年齢、個人・法人での税理士事務所の特徴と合致しているなといった印象です。

様々な規模の事務所を経験させていただいたことで、一緒に働いた同僚のスキルに驚いたり、組織運営のようなものを感じることができました。

すべての事務所で経験したことは独立時代に生きていましたし、勤務に戻ってからも100%再現できませんが、「こんなやり方がある」というのはフィードバックするようにしています。

【編集後記】

本日ワクチン1回目の接種予定。

モデルナ。

感染状況が深刻なので、ワクチンを打って、基本在宅ワークで引きこもって仕事しようと思います。

ABOUT ME
よっしー
30代税理士ブロガー。会計事務所業界15年。ブログでは、自分自身が楽しんだこと、役に立ったことなどを中心に書いています。記事が少しでも誰かのお役に立てればと思っています!