税理士の選び方など

税理士にはどのタイミングで相談したら良い?

東京税理士会館

税理士に相談するタイミング、相談していいのか悩みますよね。

税理士が思う、相談に来ていただけるとベストだよなというタイミングをまとめてみました。

確定申告書を作成するとき

一番身近なのは、個人の所得税の確定申告書を作成する3月頃に相談するかどうかだと思います。

  • 申告書の作成の仕方を教えてほしい
  • 医療費になるかならないかを判断してほしい
  • 過去に作った申告書間違っていた、どうしたらいい?

などのタイミングで税理士へ相談するのは、自分自身に直接関係する税金であり、一番興味を持ちやすいタイミングだと思いますので、一番いいタイミングだと思います。

実は所得税だけでなく、消費税や住民税、事業税などが絡んでくることもありますし。

所得税の確定申告期限は、個人の場合3月15日で皆さん一緒です。

税理士の繁忙期でもあり、作業が集中して相談を受けられないとうことが発生しがちですので、12月の終わりごろや年明けに相談していただくのが良いかなと思います。

起業したタイミング

個人事業主・フリーランスとして起業した、起業したいと会社を設立した、設立したいと考えたときも税理士に相談するチャンスです。

頭でイメージしていたことと違う、早めに知れてよかったと思うことが出てきたり。

スタートして時間が経ってからよりも、早いほうが良いこともあります。事業を始めてから〇〇以内に出すといった書類もあったりするので、早いタイミングで相談するのが実は税金を安く済ませるのにベストな時期であったりもします。

特に2022年1月1日から改正される電子帳簿保存法や、2023年10月1日からスタートするインボイス制度も起業時の選択に大きな影響を与える可能性があります。

決算日が近い・申告期限が近い

決算日が近いというのも相談するタイミングです。

申告期限は個人であれば、所得税の確定申告書の提出期限は3月15日まで。

法人であれば、事業年度終了の日から2か月以内が申告期限となります。

申告期限過ぎてから申告すると、ペナルティの税金が発生する可能性があります。

決算日ギリギリ、申告期限ギリギリに相談にいらっしゃっても、できる選択肢が狭まるor時間が足りないため料金が割高になるといったデメリットもありますので、やはり余裕をもって相談していただくのがいいですね。

大きな金額の取引がある・あった

家を買う・売る、親からお金をもらう・あげるなど、まとまった大きな金額が動くときも税金が絡むことが多いので、税理士に相談するタイミングであったりします。

こちらもお金を動かす前に相談していただくほうが、もしかすると利用できる税制があったりするので、事前の相談が効果的ですね。

単発で税務相談に乗ってくれる税理士を探してみる

税理士との関わり方で多いのは、「顧問契約(継続して関与する契約)」ですが、単発で税務相談に乗ってくれる税理士も増えてきています。

無料のものから、有料のものまでさまざまです。

無料の場合は、一般的なお話しかできない可能性がありますが、単発有料で税務相談を受けている税理士さんでは、個別具体的にどうしたらよいかを教えてくれるので、有料相談もオススメです。

個人的には、有料相談で事前に相談内容を伝えて時間をとってもらうほうが、有意義な情報が得られると思います。

個人の確定申告であれば、一度申告書の作り方や注意点がわかれば翌年度以後はご自身で申告ができるようになるかと思いますし。

まとめ

事前に・余裕をもって

税法は、事前に〇〇を書類を出す、〇〇以内に書類を出すといったように、期限が決められていることがあります。

選択肢を増やす、税金を多く払わないようにするためには、税理士へ相談するタイミングは「事前に」・「余裕をもって」というのが重要になってくるかと思います。

情報発信を多くしている税理士さんが増えている

ブログに税金に関する情報を書いている税理士さん(私を含め)やYouTubeで情報発信しているユーチューバー税理士さんも増えてきました。

文章の書き方や話し方など、税理士さんの人柄を知ることができる機会が増えてきました。

ネットで検索すると情報発信している税理士さんがたくさんいるので、相談しやすそうな税理士さんをぜひ探してみてください。

【編集後記】

愛車トリシティ155の1年点検。

早いもので納車して 1年が経過しました。

もうそろそろドラレコつけようかな。

予算がなー。笑

ABOUT ME
よっしー
30代税理士ブロガー。会計事務所業界15年。ブログでは、自分自身が楽しんだこと、役に立ったことなどを中心に書いています。記事が少しでも誰かのお役に立てればと思っています!